宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

先日、夜間に右脇腹に激痛がおこり、救急にて尿路結石の疑いと言われ、泌尿器科の受診を指示されました。しかし朝には痛みは軽快し、多忙にてそのまま受診していません。結石って何でしょうか?このままで大丈夫でしょうか?(48歳、男性)

A.

尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に腎臓が排泄した体の老廃物や塩類が析出し再結晶して石のように固まった物を尿路結石といいます。尿管に結石がつまり腎臓が腫れて水腎症となり痛む「尿管結石症」が疑われます。腎・尿路内の尿内圧の上昇が落ち着くと結石があっても痛みは軽くなります。しかし、結石がつまったまま尿管の閉塞と水腎症を放置しておくと、腎臓に血流障害や腎実質の菲薄化や感染を起こし機能を損なう場合があります。また、尿管が閉塞した原因が結石とは限りません。尿管の癌や狭窄、外部からの圧迫、尿路以外の病気のこともあり、必ず確認の検査が必要です。結石が小さいと自排もし得ますが、大きくて動かない場合は砕石などの治療が必要です。なお、尿路結石は水分摂取の不足だけでなく、コレステロールなどの脂肪分や動物性タンパク質を採り過ぎてもできやすくなり、近年食生活の欧米化とともに増加しています。再発防止には、適度の水分摂取と運動、肥満の防止、食事と生活習慣の改善が必要です。まずは泌尿器科を受診して診断を確定する事をお勧めします。

(2026年10月10日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

いそやま泌尿器科クリニック院長
磯山 理一郎先生
いそやま泌尿器科クリニック 磯山先生

■プロフィル

昭和56年:熊本大学医学部卒業 山口大学医学部講師(泌尿器科)
平成2~12年:宇部(旧興産)中央病院(泌尿器科部長)
医学博士 日本泌尿器科学会専門医 日本透析医学会元専門医

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