宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

彼氏が最近急に活動的になり、金遣いも荒くなっています。何かの病気ですか?(20代、女性)

A.

急激な活動性の向上や浪費は、躁状態の可能性があります。
躁状態とは、双極性障害(躁うつ病)などにみられる、気分が著しく高揚した状態です。
主な特徴として、異常なほどの多幸感、高揚感、睡眠欲求の減少(眠らなくても平気)、思考が次から次にあふれる「観念奔逸」、過剰な自信や誇大感、衝動的な浪費、無謀な計画などがあります。
本人は「絶好調」と感じるため、病気であることに気づきにくく、周囲が異変に気付くことが多いのが特徴です。重症になると幻覚や妄想を伴うこともあります。
軽い躁状態の場合は、生活に支障がないこともありますが、その後に深刻なうつ状態をきたすこともあるため、早期の医療的な介入が必要です。治療には気分安定薬(リチウムなど)や、非定型抗精神病薬が用いられます。
もし周りの方が異変に気づいたら、心配していることを伝え、精神科・心療内科の受診を促してみてください。

(2026年6月13日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

わたなべクリニック院長
渡邊 俊介先生
わたなべクリニック渡邊先生

■プロフィル

平成19年 山口大学医学部卒業 日本精神神経学会専門医・指導医 日本うつ病学会員 日本児童青年精神医学会員

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