宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

毎年スギ花粉症がひどく悩まされています。根本的な何かいい方法はないのでしょうか?(17歳女性)

A.

花粉症に対する薬はたくさんあり、組み合わせもいろいろあるので、まず薬剤による治療を行うべきです。色々試してもどうしても改善しない場合の方法に、舌下免疫療法があります。
これはアレルギーの原因物質を少量ずつ体内に取り込むことにより、アレルギー反応を少しずつ和らげる治療法です。5歳以上65歳未満が対象年齢の目安です。現在、舌下免疫療法はスギ花粉とダニアレルギーを対象に行われており、約7割程度に効果があるとされています。必須条件としては、血液検査で対象のアレルギーであることが確認できていることや重症気管支喘息でないこと、悪性腫瘍(がん)や自己免疫疾患の持病がない人です。メリットは、効果があれば症状の軽減が得られることで、中にはほぼ完治する人もいます。デメリットは、順調にいくと月1回の受診が必要なこと、治療期間としては最低3年かかり、5年程度継続すればなお良いとされています。また副反応が出る人があり、多くは口腔内や口唇の腫れやかゆみが多く、他に皮膚症状や消化器症状があります。重篤な副反応(アナフィラキシーショック)は0.1%未満と極めてまれだと言われています。通常のお薬で症状が治まらない人で、根気強く治療を続けることが出来る人は一度検討してみて下さい。

(2026年8月7日 サンデーうべ・ワイド掲載)

田原耳鼻咽喉科医院
田原 哲也先生
田原耳鼻咽喉科医院田原先生

■プロフィル

平成元年/山口大学医学部医学科卒業、平成6年/山口大学大学院医学研究科修了、医学博士/日本耳鼻咽喉科学会認定専門医/日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医

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