宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

糖尿病や肥満症の治療薬の転売が問題になっています。これらの薬は危険なのでしょうか?

A.

糖尿病や肥満症の治療薬そのものが危険というわけではありません。しかし、転売された医薬品を使用することは非常に危険です。
医薬品の転売等の不正流通は法令により規制されています。こうした医薬品は品質や保管状態が保証されておらず、偽造品が含まれる恐れもあります。また、医師の診察や継続的な副作用の確認が行われないため、健康被害につながるおそれがあります。さらに、本来治療を必要とする患者さんへの供給に影響を与える可能性もあります。
一方で、こうした報道によって薬そのものに不安を感じる方もおられるかもしれません。しかし、糖尿病や肥満症の治療薬は、適切な患者さんに対して医学的根拠に基づいて使用される重要な治療手段です。
肥満症については、「自己管理の問題」といった誤解や偏見がみられることがあります。しかし、肥満症は見た目の問題ではなく、高血圧や糖尿病、脂質異常症、心血管疾患などの発症リスクを高める疾患です。必要に応じて医療機関で治療を受けることが勧められます。
問題なのは薬そのものではなく、不適切な使用や転売です。薬は単なる商品ではなく、医師の診断に基づく治療の一部です。体重や血糖値が気になる方は、インターネット上の情報や個人間取引に頼らず、医師と相談しながら、自分に合った治療法を検討することが大切です。

( サンデー宇部・山陽小野田掲載)

有好内科クリニック院長
有好 浩一先生
有好内科クリニック有好院長

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 医学博士 山口大学附属病院病棟院長、併任講師を経て、平成25年有好内科クリニックを開院
日本血液学会専門医・指導医

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