宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

帯状疱疹ワクチンにはどんな種類があり、どう選べばよいですか?

A.

帯状疱疹を予防するワクチンには、「生ワクチン」と「組換えワクチン(シングリックス®)」の2種類があります。選び方の目安としては、予防効果の高さや持続期間を重視する場合はシングリックス、接種回数や費用を抑えたい場合は生ワクチンが選択肢となります。
2025年度からは定期接種となり、対象の方には市から案内がありますのでご確認ください。一部公費負担となっており、山口県では手厚い補助が行われています。対象は主に65歳の方で、当面はその年度に70・75・80・85・90・95・100歳になる方も対象です。
生ワクチンは1回接種、シングリックスは2カ月以上あけて2回接種します。シングリックスは高い予防効果が報告されており、効果も長く続くとされています。一方で、シングリックスは腕の痛みや発熱、だるさなどが比較的によくみられますが、多くは数日以内に自然に軽快します。また、生ワクチンは免疫の状態などにより接種できない場合があるため、医師にご相談ください。
なお近年、帯状疱疹ワクチンを受けた人は認知症が少ない可能性を示す研究もありますが、まだはっきりした関係はわかっていません。認知症予防のためのワクチンではありませんので、帯状疱疹の予防を目的に検討しましょう。

(2026年4月25日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

有好内科クリニック院長
有好 浩一先生
有好内科クリニック有好院長

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 医学博士 山口大学附属病院病棟院長、併任講師を経て、平成25年有好内科クリニックを開院
日本血液学会専門医・指導医

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