宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

飲み薬の事で質問です。先日、病院で毎食後に飲む薬を処方されたのですが、もともと朝食を食べない習慣なので、朝の薬があまり飲めていません。こういったときはどうしたらよいのでしょうか。(50歳代、男性)

A.

もともとの医学界の慣習と飲み忘れを防ぐ意味で、食後服用の指定がある薬が多いのですが、ほとんどの場合はで「毎食後」というのは、ほぼ「8時間おきの服用」と読み替えてもらって大丈夫です。食事を取らないので服用しないというのは本末転倒になってしまう可能性があるので、そういった場合はすぐに処方医か薬剤師に相談してください。薬の種類によっては、「食事の前あるいは後の方が効果が高くなる」、あるいは「副作用が少なくなる」など、用法の理由があるので一概には言えませんので、何らかの理由で指示通りの服用ができない場合は次の受診まで待たず、早めに相談した方が良いと思います。

(2022年5月14日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

波乗りクリニック院長
小早川 節先生
波乗りクリニック小早川先生

■プロフィル

平成10年 山口大学医学部卒業
日本プライマリ・ケア連合学会指導医・総合診療医
同大附属病院総合診療部を経て、平成26年5月 在宅療養支援診療所「波乗りクリニック」開設

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