宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

健康のためサプリメントをよく飲んでいます。友達にサプリメントは腎臓によくないといわれました。このまま続けてもいいでしょうか。(50歳、女性)

A.

サプリメント(栄養補助食品)には特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品があります。トクホは厚生労働省の厳しい認可を受けており、健康維持や機能改善などの効果や安全性が証明されています。一方、機能性表示食品は販売事業者が責任を持って「身体の健康増進が期待できる」といった機能性を表示するものです。機能性表示食品について厚生労働省の基準はあるものの国の審査はないため、届け出番号を受領するだけで販売することが可能です。紅麴に関する報道は記憶に新しいものですが、消費者庁は現在届け出されている6800製品の機能性表示食品の健康被害の有無を緊急点検しているそうです。
口から身体に取り入れる食品は消化管で吸収され肝臓で代謝された後、尿あるいは胆汁と一緒に排泄されます。つまりサプリメントに健康を害する物質が含まれていると、肝臓と腎臓へ大きな負担をかけることになります。
せっかく身体のためを思って購入したサプリメントが、腎臓に限らず、健康被害を招く恐れがあります。病院で通院中の方がサプリメントを飲むときは、必ずかかりつけ医に相談してください。

(2024年6月8日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

サンポプラ病院院長
南園 宗子先生
サンポプラ病院南園先生

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 日本腎臓学会専門医 日本透析医学会専門医 日本内科学会認定医 日本医師会認定産業医(所属学会:日本腎臓学会、日本透析学会、日本内科学会、日本糖尿病学会)

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