宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

糖尿病治療のため、毎日インスリンを自己注射していますが、職場では人目が気になります。

A.

職場で自己注射をすることに不安を感じることは当然だと思いますし、あなたの勇気と努力を尊敬します。しかし、あなたは一人ではありません。インスリン自己注射をしている糖尿病患者さんは日本だけでも約100万人います(2011年国民健康・栄養調査)。インスリン自己注射は、あなたが元気で活動的に生活できるためのサポートです。周りの人たちはあなたが自分の体調を管理していることを見て、信頼や共感を感じるのではないでしょうか。世界にはインスリン自己注射をしているスポーツ選手も少なくありません。メジャーリーグ、レッドソックスのデュバル選手、スペインサッカー、レアル・マドリードのナチョ選手、東京オリンピック男子テニス金メダリストのズベレフ選手など。インスリン注射が彼等の素晴らしい活躍と夢を支えています。一緒に頑張っていきましょう。

(2023年11月11日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

有好内科クリニック院長
有好 浩一先生
有好内科クリニック有好院長

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 医学博士 山口大学附属病院病棟院長、併任講師を経て、平成25年有好内科クリニックを開院
日本血液学会専門医・指導医

過去の相談