宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

健診で心雑音があるが問題がない程度と言われました。心雑音とはなんでしょうか?特に検査は不要でしょうか?

A.

心臓の音は、主に心臓の弁(心臓には血液の逆流を防止する弁が4つあります)が閉じる時や血液が流れる時に聞こえます。
血液の流れは、ある程度の速度まで穏やかに流れていればそれは音として聞こえません。しかし、何らかの原因で速い血流があればそれが雑音として耳に聞こえ、これを心雑音といいます。
心雑音が聞こえる場合、心臓の弁の閉じ合わせが悪くなったり、開きにくくなったりする心臓弁膜症や、生まれつきの奇形などがあります。多くの場合はこうしたものは基本的には常に雑音が発生しています。
また、緊張、貧血(血液が薄い状態)や甲状腺というホルモンが過剰産生された場合、心臓が過剰に動くために血流速度が上昇し、雑音が発生する場合もあります。
ただ、若い方では心臓が元気に動くからこそ血流が速くなり雑音として聞こえる機能性(無害性)雑音と呼ばれるものもあります。
心雑音に関しては、心臓超音波検査で容易に診断がつきますので、心雑音を指摘された場合には、一度専門医を受診し心臓超音波検査等の検査を受けることをお勧めします。

(2023年10月14日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

宇部仁心会病院副院長
橋本 弦太先生
宇部仁心会病院橋本先生

■プロフィル

山口大学医学部卒業、日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会専門医
≪所属学会≫日本内科学会・日本循環器学会・日本心血管インターベンション治療学会・日本不整脈心電学会・日本心臓リハビリテーション学会

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