宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデーうべ・ワイドで掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。

Q.

最近、胸がどきどきするため、病院を受診したところ、心房細動と診断されました。どのような治療が行われるのですか?(70歳、男性)

A.

 心房細動とは、心臓のリズムが乱れ、血液が心臓の中で停滞してしまう状態のことです。正常の場合、私達の心臓は1分間に60~80回の収縮と拡張を繰り返し、血液を全身に送り出しています。ところが何らかの原因で電気信号が乱れると、心臓が不規則にふるえてうまく収縮できなくなります。すると心臓のドキドキを強く感じたり(動悸)、脈の乱れ(不整脈)が起こり、それが胸苦しさなどの症状となって現れるのです。最近は、心房細動は脳梗塞の重要なリスクとして認識されるようになってきています。心房細動が起こると、心臓内に血液が循環するため、血栓ができやすくなります。その血栓が脳へと移動して、脳梗塞を引き起こすのです。
 心房細動の治療法としては、主に「薬による治療」と根治を目指す「カテーテルアブレーション治療」があります。薬による治療は、薬を使って心房細動が起こらないようにしたり、心拍数をコントロールしたりします。また、心房細動があると血栓ができやすくなりますので、血栓を予防するための薬を服用します。しかしながら、薬物治療を行っても再発を繰り返す患者さんや、症状が強い方には、根治療法であるカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)が適している場合があります。心房細動と診断された方で、治療法が気になる方は、一度、専門医に相談されてみてはいかがでしょうか?

(2021年04月10日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

宇部仁心会病院院長
松本 奉先生
宇部仁心会病院松本先生

■プロフィル

大阪医科大学卒業、日本内科学会認定医・日本循環器学会専門医・日本医師会認定産業医
≪所属学会≫日本内科学会・日本循環器学会・日本透析学会・日本静脈経腸栄養学会

過去の相談