宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

高血圧の治療について質問です。少し前から健康診断で血圧高値を指摘されるようになってしまいました。どうしても薬を飲みたくなくて、自分なりに塩分などには気を付けて生活しているのですが、なかなか効果が出ません。最近、「アプリで治療する」という方法があると聞いたのですが、イメージが湧きません。病院でアプリを処方されると聞いたのですが、保険は使えるのでしょうか?(40歳、男性)

A.

高血圧が体に悪い、脳卒中や心疾患、腎臓などにも悪いことは広く知られています。早期の服薬治療で健康寿命が延びるのは明らかなのですが、その一方で、内服する薬の量が多くなりすぎるとその副作用なども気になるところです。
そもそも高血圧や高脂血症、糖尿病は「生活習慣病」といわれるくらいで、ほとんどが「生活習慣を改善する」ことで良くなることがわかっています。
ただ、人間の意志はそれほど強いものではありません。さまざまなストレスからどうしてもバランスの良い食事や適度な運動ができない人も多くいます。
それを助けてくれるのが「アプリで治療する」という考え方です。主にスマートフォンに「医療機関から処方された(提供された)アプリ」を入れて、医師と一緒に生活習慣を管理することで生活習慣病が改善します。もちろん健康保険の適応になります。
自己流で勉強しても成績が上がらない学生さんが塾に通えば成績が上がるように、医師と一緒に生活習慣を変えていくことで確実に健康に近づくことができます。体の中に「薬を入れる」必要がなくなります。
今は高血圧の治療アプリのみですが、今後はさまざまな生活習慣病が対象になると考えています。医師と一緒に生活習慣をより良いものに変えていきましょう。

(2024年5月11日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

波乗りクリニック院長
小早川 節先生
波乗りクリニック小早川先生

■プロフィル

1998年 山口大学医学部卒業
医学博士
日本専門医機構認定総合診療専門医・指導医
日本プライマリケア連合学会認定医・指導医
同大附属病院総合診療部を経て、2014年5月 在宅療養支援診療所「波乗りクリニック」開設

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