宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

最近になり動くと動悸がします。どのようにしたらよいでしょうか?(58歳、男性)

A.

動くと動悸がするというのは、体に何らかの不調がある可能性があります。運動中や運動後に心拍数が上がるのは一般的ですが、異常な動悸や不快感を感じる場合は注意が必要です。以下の点を考慮してみてください。
①運動の強度:最近運動をはじめたばかりであれば、強度が高すぎる場合があります。徐々に運動量を増やすことをお勧めします。
②ストレスや不安:精神的なストレスや不安も動悸を引き起こすことがあります。リラックスする時間を持つことが重要です。
③健康状態:心臓や呼吸器系に問題がある場合も動悸が生じることがあります。特に、持病がある場合や、最近体調が優れない場合は注意が必要です。
④水分補給を栄養:脱水や栄養不足も影響を与えることがあります。十分な水分と栄養を摂るよう心がけましょう。
もし動悸が続く場合や、他の症状(胸痛、息切れ、めまいなど)がある場合は、早めに医療機関を受診し、専門家の意見を仰ぐことが重要です。

(2025年1月11日 サンデー宇部・山陽小野田掲載)

宇部仁心会病院副院長
橋本 弦太先生
宇部仁心会病院橋本先生

■プロフィル

山口大学医学部卒業、日本内科学会総合内科専門医・日本循環器学会専門医
≪所属学会≫日本内科学会・日本循環器学会・日本心血管インターベンション治療学会・日本不整脈心電学会・日本心臓リハビリテーション学会

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