宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

災害時の対策と言われても困ります。何をすれば良いのでしょうか?

A.

 災害時の備えとして、日頃の治療のことも忘れないようにしましょう。定期の薬は、水や食料と同じく、7日分を確保しておいた方が良いでしょう。また、お薬手帳をすぐに確認できるようにしておくことや、病名等をメモに残しておくことも大切です。普段あまり気にはならないかもしれませんが、薬の中断に追い込まれると危険な状態となる疾病・持病もあります。震災等の直後は、外傷の治療を必要とする人が多くなるとは思われますが、被災地が広範囲に及ぶ場合や重要な施設が被災した場合には、遠からず、日頃の治療こそが大きな問題となります。医薬品の供給が途絶えるかもしれません。電源が確保できなくなれば、昨今の電子カルテからは情報を取り出すことは容易ではありません。大・中規模病院の多くが重篤な入院患者を抱えて、救助を待つ側となることもあながち否定できません。医療機関の機能を維持することは困難であると思われます。自身や家族の命を守る大事な備えとして、日頃の薬に最低限の余裕を持たせておくことを考えておきましょう。

(2017年12月13日 サンデーうべ掲載)

有好内科クリニック院長
有好 浩一先生
有好内科クリニック有好院長

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 医学博士 山口大学附属病院病棟院長、併任講師を経て、平成25年有好内科クリニックを開院
日本血液学会専門医・指導医

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