宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデー各紙で掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。
※このコーナーは、よくある病気や症状について専門医の立場から解説していただくもので、読者からの相談を受けて回答するものではありません。

Q.

85歳の母が自宅で動けなくなり病院へ連れて行くと「フレイルですね」と言われました。最近よく耳にするフレイルとはどのような状態でしょうか(60歳、女性)

A.

フレイルとは加齢に伴う変化により筋力や心身の活力が低下している状態のことを指します。「健康」と「要介護」の中間に位置し、介護が必要になる一歩手前の状態です。病気や障害などによる健康の喪失、配偶者や友人など親しい人々との死別による喪失などをきっかけとして社会とのつながりを失うと、生活範囲やこころの健康、口腔機能、栄養状態、身体機能までもが低下をきたし、ドミノ倒しのようにフレイルが進行、重症化していきます。また加齢に伴う筋力や筋肉量の減少のことをサルコペニアと呼び、フレイル予防の柱となります。筋肉を減らさないようにしっかり食べて運動することが大切です。身体能力や認知機能が低下すると自宅に閉じこもりがちになり、会話が減り表情は乏しくなり、咀嚼嚥下がうまくできず、口の虚弱(オーラルフレイル)から低栄養となり悪循環してしまいます。
しかしこれらは予防・対策をすることで健康に戻り、フレイルを遅らせることが可能です。「社会参加・こころの健康」「運動」「栄養・口腔機能」の3つをバランスよく実践することが重要で、宇部市も積極的に取り組んでいます。まずは家族や周囲の方々とともに福祉資源を利用していただくことで皆s間への健康寿命へ繋がると思います。

( サンデー宇部・山陽小野田掲載)

サンポプラ病院院長
南園 宗子先生
サンポプラ病院南園先生

■プロフィル

平成6年 山口大学医学部卒業 日本腎臓学会専門医 日本透析医学会専門医 日本内科学会認定医 日本医師会認定産業医(所属学会:日本腎臓学会、日本透析学会、日本内科学会、日本糖尿病学会)

過去の相談