宇部市・山陽小野田市・山口市の「このまち医療ガイド」

医療相談Q&A こんな症状には
どうすればいい?

先生に教えて欲しい様々な質問に、わたしたちの街のドクターが答えます!
サンデーうべ・ワイドで掲載中の「医療相談Q&A」「先生おしえて!!」の記事を掲載しています。

Q.

自宅療養中の夫のことで相談です。通院が難しくなったため訪問診療と訪問看護を受けています。お薬は私が薬局へ取りに行っているのですが、それもだんだんとつらくなってきました。薬局がお薬を自宅まで届けてくれる仕組みがあると聞いていますが、今の状態でお願いすることができるでしょうか?(70歳代、女性)

A.

 薬局にお薬の配達をお願いすることは可能です。在宅療養の場合、介護する側もされる側もご高齢というケースが多くあります。「薬局に配達してもらうのは申し訳ない」との理由から、ご家族が日を改めて薬だけを取りに行くことも少なくありません。本人が認知症などの脳機能障害を患っていて、説明を聞いても理解できない場合を除き、やはり原則として患者さん本人に薬の説明は聞いていただきたいと思います。
 訪問診療を行った後、医師が処方せんを書き、それに従って薬剤師が調剤(お薬の準備)をします。
 このお薬を配達することを一般的に「訪問服薬指導」と言っています。実際には配達するだけでなく、お薬の実物を見ながら効能や副反応、服用方法などの説明を聞き、逆に質問することも可能です。薬局の窓口ではできない質問も自宅ではできますし、自宅から出られなくなっている患者さん本人が、直接薬剤師に相談することが可能です。
 新薬やジェネリック医薬品の使用など、診察時の医師の説明だけでは不十分なことが多く、訪問服薬指導で助けられている患者さんを多く目にします。
 様々な職種で構成されたチームから提供された医療はより水準の高いものとなります。かかりつけ薬局にて訪問服薬指導について相談されることをお勧めいたします。

(2017年05月24日 サンデーうべ掲載)

波乗りクリニック院長
小早川 節先生
波乗りクリニック小早川先生

■プロフィル

平成10年 山口大学医学部卒業
日本プライマリ・ケア連合学会指導医・総合診療医
同大附属病院総合診療部を経て、平成26年5月 在宅療養支援診療所「波乗りクリニック」開設

過去の相談