疱瘡(ほうそう)は面定め、麻疹(はしか)は命定め
 すでに鎌倉時代から、麻疹に感染すると口の中に特有の粘膜疹(コプリック斑)が出ることは知られていました。稲や麦の穂先、つまり芒(はしか)に喉(のど)が刺されるのが原因と考えられたので、この病気を「はしか」と呼んだのです。誰でも一生に一度は麻疹に感染するけれども、ワクチンのような有効な薬がない時代には温かくして床に寝かせ、肺炎などの合併症を防ぐしかありませんでした。今でこそ麻疹は軽く考えられがちですが、決して油断はできません。江戸時代はおよそ13〜30年間隔で大流行し、特に文久2年(1862年)の大流行時には約24万人か死亡したと記録されています。疱瘡(天然痘)は顔にあばたが残るので面(つら)定め、麻疹は助からないことがあるので命定めと言われました。
5代将軍・徳川綱吉も死因は麻疹です。

» もっと読む

07月11日: 妊娠と薬

最終月経の初日から数えて32日目
までに服用した薬はまず大丈夫

 1960年代のはじめ、妊娠初期にサリドマイド系の睡眠薬「イソミン」を服用した母親から、アザラシのように手足の短い赤ちゃんが309人も生まれ、薬と先天奇形の関連が不安をあおりました。以来、胎児への影響を恐れて必要な薬を服用しなかったり、妊娠とわかってから人工中絶を選択する夫婦も少なくありません。現在、「イソミン」のように1〜2錠の服用で奇形を起こすような薬は発売されていません。胎児の過敏な時期に大量のリスクのある薬を服用しなければ大丈夫です。正しい情報に基づいて判断するべきで、過剰な思いこみに振り回されないようにしましょう。

先天奇形のうち、薬が原因と考えられるものは全体の1%以下に過ぎない 
 生まれた赤ちゃんの全てを調べてみると、全体の3〜4%に先天奇形が発見されます。でも、それらの65〜75%はいくつかの因子が不運にも偶然に重なったとしか思えず、原因がよくわからないものでした。はっきり染色体や遺伝子の異常と診断できたのは15〜25%です。一方、飲酒や喫煙、栄養不良など母体側に原因があるものは4%、胎児感染は3%、臍帯が巻きついたりして起こる異常は1〜2%、化学物質や医薬品によるものは1%に達しませんでした。環境因子(外因)全体としては10%ということになります。

» もっと読む

おなかの赤ちゃんとリズムにあわせて楽しく踊りませんか?
普段あまり使わない体幹部の筋肉を使った、おなかの赤ちゃんにもお母さんにも無理のない自然な運動ができます。当クリニックに通院中の妊婦さんを対象に、有資格者が指導します。
16週から分娩直前まで可能です。

<ダンスの効果>
◎妊娠中の太りすぎ防止
◎妊娠中のストレス解消
◎軽度の動きを比較的長時間続けることにより、全身持久力を向上させる
◎妊娠中に赤ちゃんと一緒に取り組んでいるという楽しさと達成感・充実感をゲット!
◎産後のプロポーションの回復と健康の維持
◎赤ちゃんのリズム感育成(胎教効果)

★日程
 第1週の土曜日
 AM.10:00〜11:00/PM.2:00〜3:00
★場所
 インターロックダンススタジオ
 (磯部レディースクリニック敷地内)

予約制です。参加ご希望の方は受付まで。
5月19・20日、第38回HIS研究会(名古屋市)で
発表しました
null

“あたたかい医療を求めて”を共通の志とし掲げるHIS(Hospital Interpersonal Service)研究会は、全国31の産婦人科病医院が集まって、毎年2回の研究発表会を重ねています。その第38回目の大会は、名古屋市御器所のごきそレディスクリニックの主管で開催されました。テーマは《自然あるいは医療における災害対策》で、当院から3名の職員が「タバコの煙害」についての研究を報告しました。
<   2008-11   >
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30